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【文京区の保活】 2020年の結果・倍率・内定指数まとめ【入りやすい保育園】

2021/02/13
 
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東京出身、東京都文京区在住のアラサーサラリーマンです。 共働きで、子育て・仕事と頑張っています。 自分用のメモもかねて、日々の生活で調べた事、学んだ事、経験したことを記事にして紹介します。

文京区での2020年4月入園の結果・倍率・内定指数が公表されましたね。
昨年同様に内容を分析してみたいと思います。

2020年の結果

今年は新規園が昨年に増して多かった

保育園激戦区と言われる文京区ですが、昨年の新規園10園に続き、今年はなんと新規園が12個も追加され、入園枠の大放出が続いています。
数年前の状況に比べると、かなり入りやすかったのではないでしょうか。
もちろん希望者全入にはまだまだですが、全落ちという人もすこしずつ減って来たのではないかと思います。

新規園では2歳児以上では8割以上の園で定員割れとなりました。
0歳の定員割れも5園あり、これは近年は有り得なかった現象です。

なお、昨年同様その定員割れ分は5月入園などで、2歳児クラスの受け入れ枠増加などに使われると思われますので、専業主婦家庭(パートタイム?)でも入園できるケースもありそうです。

ただし、それでも特に乳幼児クラスにかんして、保育園激戦区の文京区の場合、正直、人気の園の倍率を気にする、というような甘い見方ではなく、認可に入れるのかどうか、という点に注視する事になる方がほとんどだと思います。

人気園への倍率集中など、2極化が進行

区立保育園や、幼児教育に力を入れている私立保育園が人気です。

2歳児・3歳児などでは、定員割れの園も多く、その分人気園への応募が集中するという、近年には無かった2極化傾向もみられました。高学年では、新規園に出せば入れる事は確実なので、人気園にもトライするという余裕が出てきている可能性が有ります。

ただし、これもここ数年続いている大量の新規園投入によって支えられている側面が有りますので、来年以降も続くかは不明です。

足切りの内定指数は?

入れるかどうかは文京区の定めた方法で計算される指数で決まりますので、何点が足切りラインなのかが重要になります。

正直、この指数も多くの家庭はフルタイム共働きで基礎20点、文京区民4点、親族が近隣にいない1点、新規入園1点でベースが26点になります。
昨年は、高学年の定員割れ枠分を、2歳児の定期利用枠(1年限定)として解放した園が多く、そのような定期利用者は、認可外扱いとなり「認可外」の1点が追加された27点スタートとなりました。

文京区の指数制度詳細はリンクでご確認ください。

https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kosodate/okosan/nicchu/ninka/30nen/2019senkouhouhou.html

あまり意味はないかもしれませんが、平均の内定指数を一覧にしておきます。
青字が昨年から改善、赤字が悪化した区分です。一目瞭然ですが、「環境は改善している」と言えるでしょう。

内定指数と倍率

内定指数と倍率について、文京区はホームページにて個別の保育園・年齢で公開しています。倍率は申し込み終了後に公開されたもので、これを見て希望園を変更する事が可能ですので、最終的な倍率では有りません。また、一人につき5つの園まで希望可能ですので、人数は嵩増しされているので注意が必要です。

ホームページで公開されているのはPDFですが、個人的に一覧にしてみました。
(確認はしておりますが、誤記など有る可能性が有りますので、最終判断には文京区公式サイトをご覧ください。)

まずは募集人数・応募人数の詳細、そして倍率です。前述の通り倍率はそこまで意味を持ちませんのでさらっと見て次に進んでください。

内定指数と倍率、募集枠、応募数(第5希望までの延べ数)を横並びにすると以下の通りです。

情報量が多すぎるので、内定指数と倍率だけにすると以下の通りです。

年齢ごとの必要内定指数の目安

0歳児:26点程度 = 共働き26点で入れるレベル

1歳児:既存園 27点、新規園 26点 = 新規園であれば共働き26点で入れるレベル

2歳児:既存園 27点以上、新規園 定員割れ =  新規園であれば 共働き26点で入れるレベル

3歳児:既存園 定員割れ(人気園 28-29点以上)、新規園 定員割れ = 新規園は誰でも入れる状態、既存園は人気園とそれ以外で2極化

4歳児:既存園 定員割れ、新規園 定員割れ =  新規園は誰でも入れるレベル
、既存園でも空き枠が有れば誰でも入れるレベル

5歳児:既存園 定員割れ、新規園 募集無し =  新規園は誰でも入れるレベル
、 既存園でも空き枠が有れば誰でも入れるレベル

上記の通り既存園と新規園でかなり差が出る結果となりました。ただし、これは入園できた最低内定指数を元に書いていますので、例えば0歳児で26点の人が全員入園できたわけでは無く、入園できなかった人も沢山いるはずです。よって、安心できるのは上記の点数+1点でしょう。

また、2歳児・3歳児などでは、定員割れの園も多く、その分人気園への応募が集中するという、近年には無かった2極化傾向もみられました。

また、兄弟で同じ園に入れたい場合なども有りますので、それらの条件を叶えようとすると、人気園に入れるのは依然としてかなり難しいですね。

昨年(2019年)との比較

倍率を昨年(2019年)と比較すると以下の通りです。倍率が下がった園が多い印象です。

続いて、内定指数の昨年比較です。定員割れが増えたのが目立ちますね。
昨年の新規園は、2年目で人気/不人気で差が出る結果となりました。

倍率と内定指数に比例関係は有るか?

倍率と内定指数に比例関係が有るのか知りたかったので、相関係数(*)を計算してみると以下の通りの結果でした。

(*)注:相関係数とは2つの数量分布間に相関があるかどうかを示すものです。1.0に近いほど正の相関(片方が増えれば片方も増える)が有り、-1.0に近いほど負の相関(片方が増えると片方は減る)が有る事を示します。

昨年に比べると、あまり強い相関は見られませんね。
定員割れが多くなり、2極化で全体の相関が見えづらくなってきています。

来年(2021年)は?

今年は新規園が12個と非常に多く、例年に比べると比較的入園しやすい環境でした。
保活激戦区と言われる文京区ですが、少し希望が出てきたのではないでしょうか?
来年は、希望者は(選ばなければ)入園でき、人気園のハードルが上がるような傾向を予想しています。

新規園に関しては、素直に文京区の行政を褒めたいと思います。一方で保育士不足や、保育士の経験不足は、各新規園の足元で噴出している課題だと思いますので、引き続き頑張ってほしいですね。

過去・最新の倍率・内定指数は以下の記事をご覧ください。

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