【家探し】第27宮庭マンション 3階92㎡6,480万円(坪単価230万円)
2021/07/28
この記事を書いている人 - WRITER -
東京出身、東京都文京区在住のアラサーサラリーマンです。
共働きで、子育て・仕事と頑張っています。
自分用のメモもかねて、日々の生活で調べた事、学んだ事、経験したことを記事にして紹介します。
正直、文京区の物件は高騰していて、高すぎて買えないのですが、気になった物件は調べてみるようにしています。
個人的なメモも兼ねた、ド素人の意見です。物件を批判する意図は全くありませんので、ご了承ください。
概要
物件名 | 第27宮庭マンション |
所在地 | 東京都文京区大塚4-48-5 |
交通 | 東京メトロ丸の内線「新大塚」駅徒歩3分 |
用途地域 | 商業地域・防火地域 |
階建・総戸数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 10階建3階部分、101戸、所有権 |
築年月 | 1979年9月 |
広さ | 92.88㎡(28.09坪) |
間取り | 3LDK リノベーション済(2021/4) |
販売時期 | 2021年5月上旬-7月上旬 |
コスト
物件価格 | 6,480万円 (坪単価230万円) |
管理費 | 19,250円/月 (207円/㎡) |
修繕積立金 | 24,490円/月 |
その他 | 無し |
特記事項
立地は大塚4丁目の丘の上、公園至近もGood
- 大塚の丘の上に位置し、新大塚駅までは平坦で徒歩3分。北東は千石の千川通り、南西は護国寺の音羽通りと谷になるので下り坂になる。
- 物件の裏手が大塚公園で、3階の部屋からは駐車場を挟んで木々が目の前という感じ。子供の遊び場としては広いし遊具も有って十分。
- 目の前の春日通りは交通量も多いが、道路側と公園側の2列で住戸が配置されており、間は内廊下(かなり老朽化しているので、薄暗いだけでホテルライクなどでは決して無い)になっており、本物件は公園側なのでかなり静かな印象。
- 国立大付属校(筑波、お茶の水、学芸竹早)なども通学しやすい立地なので、教育目的でのニーズも高いか。
耐震が非常にネック・・・
- 1979年竣工なので、旧耐震基準での建築となっている。
- 耐震診断の結果は、X方向の1~8階、Y方向の4~6階でIs値が判定値0.6を下回っており、「地震の振動および衝撃に対して倒壊し、または崩壊する危険性が有る。」と判定されている。Is値詳細については以下の通りで、震度6以上で懸念があると言える。これを踏まえての購入はかなりの覚悟がいるかも?
Is値について
- Is値とはSeismic Index of Structureの略で、建物の耐震性能を表す指標。
- 以下のような式で算出される。
Is=Eo(保有性能基本指標)×Sd(形状指標)×T(経年指標) - 基準は以下の通りで、Is値が0.6以上あれば概ねOKと判断できる。
- 0.6という数値は、1968年の十勝沖地震、1978年の宮城県沖地震で大きな被害が無かった建築物でのIs値実績から定められている。
- Is値0.6以上は新耐震基準レベルの耐震性能で、阪神淡路大震災では、Is値0.6以上の建物で大きな被害があった物件は少なかった。
Is値<0.3 | 震度6強の地震に対して倒壊・崩壊する可能性が高い |
0.3≦Is値<0.6 | 震度6強の地震に対して倒壊・崩壊する可能性がある |
0.6≦Is値 | 震度6強の地震に対して倒壊・崩壊する可能性が低い |
室内のリノベーションは非常にGood
- 92平米の広さを存分に使った3LDKで、洋室1を開け放てば26畳のリビングスペースとなる。洋室2と洗面浴室を含むプライベートスペースが、廊下でリビングと隔てられているのもGood。
- 収納も充実、洋室2のWICと洋室3の押し入れ収納、シューズインクローゼットも有り。共用廊下側にはプライベートで使用できる倉庫も有り、かなり贅沢な収納面積を確保。
- 柱とPS他の形状で致し方ないようだが、洗面室が(無駄に)広く、色々な使い方が出来そう。
- バルコニーは東の公園側に面している。南側にも窓が有るが、目の前に隣のビルが有るので採光は望めない、換気は可能。
- 給湯関係・水回りなどは全てを新替えしている。
- 旧オーナーが親世代からの物件を相続して、それをリフォーム会社(ダイワハウス系のコスモイニシア)に売却した。内装はスタンダードでは有るが、シンプル綺麗で文句無し。
- 旧オーナーはもともとの地権者で有ったようで、2DK 2部屋分の区画を貰って3LDKとして使っていた。廊下側に専用の物置が有るのも特別対応。
- 公園側は南東角は3/4Fだけが3LDK、北東角は2-10階が3LDK、公園側の残りは2DK、道路側は1DKが多い模様。
- 珍しく屋上に上がる事も出来、物干しスペースが解放されている。
セキュリティ上、実際に使うかは別にして、屋上からの眺望は素晴らしく、スカイツリーまでを見通せる。
セキュリティに懸念有?
- 日中は管理人さんが常駐、夜間はキーパッドのパスワードでメインエントランスのドアが開く形との事。
- 裏口ががら空きで、管理人のいない間に階段に入って行ってしまえるようにも思え、セキュリティには懸念有。
- ワンルームの部屋が7万円台で賃貸に出ており、設備が古いだけあって、この地域では破格?となると、どんな入居者層が多いのかは、かなり気になるところ。一概に判断は出来ないが、東南アジア系・中央アジア系の外国人の方が出入りしている事は確認できた。
総評
GW明けに情報オープンとなり、2ヶ月ほどマーケットに残っていた本物件、なかなか90平米がこの価格帯では出てこないのは確かですよね。
ただ、上記の通り耐震とセキュリティの懸念で見送りました。専有部はかなり魅力的な物の、子育て世代で入居するにはかなり覚悟が必要だな、という印象でした。セキュリティに関しては、今後本物件のようにリノベーションをしてファミリー層が入居、代替わりが堅実になされていくのであれば、改善していくかもしれません。入居したは良い物の、周りにファミリー層がいないというのは結構きついだろうなと思いますので。
この記事を書いている人 - WRITER -
東京出身、東京都文京区在住のアラサーサラリーマンです。
共働きで、子育て・仕事と頑張っています。
自分用のメモもかねて、日々の生活で調べた事、学んだ事、経験したことを記事にして紹介します。